【戦火舞う七夕】

七夕の日。それはバイトから帰って来たとき。突然のことだった…
A…オレ
B…オヤジ
C…艦長
D…クルー
E…戦闘隊員
A「ただいま～。あ～疲れた。」
B「おぉおかえりぃ。何持ってんだよ?」
A「あぁこれ?…あぁ今日七夕だからさｗ」
B「お前いくつだよｗまぁいいけどｗ」
A「イイじゃん別に。オレはこれで和むんだよ(まだ嫁と共に良い七夕を過ごすな
んて言えないからなぁ;)」
そして自分の部屋に。
A「…うあぁビビったぁ!細菌の化身!何でこんな日に来るんだよ!」
B「なんだ?んなドタバタして?」
A「ゴキ○リ出あがった!」
B「あぁ?んだよ～;俺ゴキ○リ苦手なんだよな;」
A「それじゃあ沖縄住めないなぁ;」
…ビーッ!ビーッ!
D「鰻部屋から緊急連絡!『布団の上に細菌の化身が現れた』と!」
C「細菌の化身だと!?また現れたのか!」
A「あぁまた出あがった。どうやらサイズも型式も前のヤツとほぼ同じだ。ヤツと
は4週間前に23時から5時間戦った時もあった。それにいざとなったときに背中の
パネルが開いて飛ぶ時がある。油断するなよ?」
「そのぐらいわかってる。一様艦長DAKARAな。グループE出撃!対化身用スプレー
ランチャー用意!てーっ!」
D「…は、速い!」
D「こいつ、薄いぞ!」
E「…この原付以上の機動性、そしてボタン電池並みの薄いボディ…こりゃとんで
もないヤツを敵に回しちまったぜ…」
E「けどアイツ、土曜の夜に5時間戦ってたらしいぜ」
E「5時間掛かるのか…長い夜になりそうだ。」
E「何くっちゃべっている!?ヤツはまだそんな遠くには行ってないはず。探すぞ!
」
B「すばしっこいからやだよな～。てか掃除機かけろよ」
A「かける暇ねぇもん。バルサンとか無い?」
B「ねぇよそんなの;」
E「なっ、バルサン弾が弾切れだと!?何故搭載しなかった!?」
C「バルサン弾の威力は計り知れん。それに、この部屋でやると民間人(熱帯魚)に
影響が出る」
E「…ちぃ!移動させないとダメってか!」
D「っ!艦長!対化身用ランチャースプレータイプの弾数がわずかです!」
D「携帯型通信機のエネルギーも低下しています!」
D「か、艦長!このままでは!」
C「まだ平気だ。だが状況は不利だ。ヤツの姿が見えない上、アイツの疲労の蓄積
が速くなってきている…仕方ない。一旦待避する!様子を見るぞ!必要な者は補給
を!」
A「同感だ。夕飯も食ってないし」
E「腹の中がパンパンだぜ。WCはどこだ?」

E「さぁ第2ラウンドだ!テンション上げないと殺意わかないっしょ!」
E「7の日だってのに何なんだよぉ。ったく」
A「オレまた行かなきゃならねんだよ、モカ。今日は七夕だってのにすまないな…
」

そして再戦。
A「どうだ?ヤツの姿は?」
E「全く…;待ち伏せ作戦失敗だな;それよりお前、随分とかったるそうじゃないか
」
A「当然だ。毎日3時寝だからな。」
E「あんまり無理すると、体こわしますよぉ?」
A「最近腹の調子が悪い」
E「…;そういえばオヤジさんは?」
A「あれっ?あっ!寝あがったか!まだ帰還していいわけないのに!」
E「あ～あｗ逃げられたなｗ」

D「どうだ?やはり見あたらないか?」
A「あぁ全く;どうする?」
C「…時間は1時…こんなにまで追い込まれるとは…やむおえん。撤退する!寝床は
リビングだ!信号弾、てーっ!」」
A「何言ってんだよ…おぃちょっと待てよ!オレのVIPな時間を潰す気か!?」
C「リビングで七夕を出来ないことはない」
A「それもそうだがオレは…!」
C「黙れ!いいか!?これ以上戦っても今のお前では勝ち目がない!それに弾数も少な
い!命令だ!早く戻るんだ!」
A「なんだと!?何故勝てないと決めつける!?それにオレは今を生きてるんだ!オレ
の人生に口出しする決定点がお前にあるのか!」
E「もうやめろ!お前たちだけで言い争っても無意味だ!」
A「っ…くそ…1年に1度の最高の夜を細菌の化身にかき消されるとはっ!せめて自
爆コロニー(ゴ○ブリホイホイ)とかグレイモヤ(コンバット)があればっ!」
C「だがまだ手はある」
A「なんだと!?」
C「明日、支給品が届くらしい」
A「それを早く言え!」
E「開き直り早っ;」

翌日。
B「ただいま～。うぃおみやげ～」
A「なんだこれ?」
B「ゴ○ブリよけ。」
A「ハーブの香り?ハーブ…ハーブ!?」
B「??」
A「いやぁ、ただの妄言だ;」
B「そぅ;」
A「(これは癒されそうだｗ…しかし随分香り強いな)」

っと、いろんな意味で悲惨な七夕であった…